
お祭りやイベントでおなじみの「わたあめ」。一方で「わたがし」と呼ぶこともありますが、2つに違いはあるのでしょうか。
実は、どちらも同じもの。では、現在はどちらの呼び方が多いのでしょう。
この記事では、わたあめ・わたがしの違いをはじめ、GoogleキーワードプランナーとGoogleトレンドのデータから、実際の検索傾向を調べてみました。

「わたあめ」と「わたがし」は呼び方が異なるだけで、基本的には同じものです。
漢字では「綿飴」「綿菓子」と書きますが、「わたあめだから飴」「わたがしだから菓子」といった原料や作り方の違いがあるわけではありません。
一般的なわたあめ・わたがしの原料として使われるのが、ざらめです。綿菓子機の釜にざらめを入れて加熱すると、溶けた砂糖が回転する釜の小さな穴から飛び出し、空気に触れて冷えることで細い糸状になります。
それを棒などに巻き取ったものが、ふわふわのわたあめ(わたがし)です。
綿菓子用ざらめを製造するハニーでは、定番の白いざらめだけでなく、カラフルな綿菓子を作れる「いろいろザラメ」もあります。
さらに「夢わたがし」は、いちごやメロンなどの色と味がついた綿菓子用ざらめ。見た目だけでなく、さまざまな風味を楽しめます。
「わたあめ」と「わたがし」の呼び方については、東日本では「わたあめ」、西日本では「わたがし」が使われることが多いと紹介されることがあります。
ただし、地域によって明確に分かれているわけではありません。
そこで、現在Googleではどちらの言葉が検索されているのか、実際のデータを調べてみました。
Googleキーワードプランナーを使い、2025年7月~2026年6月の月間平均検索ボリュームを比較しました。
| 地域 | わたあめ | わたがし | わたあめ比率 |
|---|---|---|---|
| 北海道 | 880 | 590 | 59.9% |
| 東京 | 3,600 | 1,600 | 69.2% |
| 愛知 | 720 | 720 | 50.0% |
| 福岡 | 590 | 480 | 55.1% |
※わたあめ比率=「わたあめ」÷(「わたあめ」+「わたがし」)
東京では「わたあめ」が約7割を占め、北海道でも約6割。一方、愛知では「わたあめ」と「わたがし」が同数となりました。
さらに、西日本に位置する福岡でも「わたあめ」が約55%と、「わたがし」をやや上回っています。
4地域のみの比較ではありますが、検索データを見る限り、「東日本はわたあめ、西日本はわたがし」と単純に分けられる結果にはなっていません。
Googleトレンドでも、「わたがし」「綿菓子」「綿あめ」「わたあめ」の4つを比較しました。

過去12か月・日本国内のウェブ検索では、「わたあめ」の検索人気が最も高く、「わたがし」がそれに続く結果となっています。
さらに、2004年から現在までの長期的な推移を確認しても、全体では「わたあめ」が「わたがし」を上回る傾向が見られました。

ただし、「わたがし」にはお菓子とは異なる検索意図も含まれ、一時的に検索人気が大きく上昇している時期があります。そのため、Googleトレンドだけで呼び方の違いを正確に判断することはできません。
なお、Googleトレンドの数値は検索回数ではありません。指定した期間・地域における検索人気を相対的に示した数値のため、キーワードプランナーとはデータの意味が異なります。
2つの検索データを見ると、2026年現在のインターネット上では「わたあめ」が比較的よく検索されていることが分かります。
「わたあめ」「わたがし」のほかに、「電気飴(でんきあめ)」という呼び方もあります。

「電気飴」という名前は、電気で製造器の中軸部を回転させ、遠心力を利用して作ることに由来します。回転する機械から糸状の砂糖が出てくる様子は、当時の人にとって目新しいものだったのかもしれません。
現在ではあまり耳にしない名称ですが、辞書では「綿飴」と同じものを指す言葉として掲載されています。
現在使われている「わたあめ」「わたがし」だけでなく、時代によってもさまざまな呼び名が使われてきたことが分かります。
「わたあめ」と「わたがし」は、呼び方が違うだけで同じもの。
現在では色や味のバリエーションも増え、カップに入れてカラフルな見た目で販売するなど、提供方法も広がっています。

ハニーでは、定番の白いざらめから、カラフルな色や味を楽しめる綿菓子用ざらめまで製造しています。作りたい綿菓子に合わせて、ぴったりの商品を選んでみてください。